都会勤務する看護師が抱える悩み
病院勤務をしている看護師はどうしても業務量が多くなってしまい、残業に追われることになりがちだ。また、患者が入院している限りは夜勤が必要になるため、労働時間の不規則さも悩みになる傾向がある。これはどこの病院でも同様となるが、都会の場合にはもう一つ悩みが生じがちだ。都会では人と人との関係が疎遠になっていることが多くなってきている。その結果として、看護師と患者の間のコミュニケーションも取りにくくなっているのだ。看護師としては患者とのコミュニケーションを通して患者の状態を知ることが肝心だろう。その悩みを痛切に感じているなら、他の職場に移った方が良いかもしれない。
患者との距離を近づけるためには、人と人との関係が密な地方に転職するしかないと考える人もいるだろう。しかし、都会であっても十分に患者とコミュニケーションを取れる現場はたくさんあるので心配は要らない。クリニックでは依然として、看護師と患者のコミュニケーションがとても大切にされている。しかし、病院勤務にこだわりたいという看護師もいるだろう。その場合には、都会でもできるだけ小さな規模の病院を選ぶのが賢明だ。専門病院でコミュニケーションが大切にされている診療科を選ぶのも良い方法である。精神科や心療内科、小児科や産婦人科はコミュニケーション重視の治療もよく行われている。このような現場に移ってみて、専門知識を増やしスキルアップ、キャリアアップへ繋げよう。